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妊活と乳酸菌の関係~乳糖不耐症って?~

はじめに

乳酸菌の健康効果はテレビやネットをはじめ、様々な場面で聞くようになりました。具体的に何が良いのか、何に良いのかご存じなくても、なるべく摂るようにしている、という方も多いかもしれません。
今回は、そんな健康に良い乳酸菌と妊活の関係、乳酸菌のキホンについてお話させて頂きます。

妊活で重要な栄養素といえば、葉酸や亜鉛、ビタミン類などを思い浮かべる方が多いかもしれません。実際、妊活サプリとして発売されている多くの商品は葉酸を含んでいます。これは、厚生労働省が妊娠を望む女性や妊娠中の女性に対して、葉酸のサプリメント摂取を推奨している為です。
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また、亜鉛は特に男性不妊に対して選ばれるサプリメントですし、妊活中、妊娠中の栄養補給のために、ビタミンやミネラルをバランスよく配合したサプリメントも多いです。
では、妊活と乳酸菌が関係があるのでしょうか。

乳酸菌とは?

乳酸菌は、乳酸を作り出す細菌の総称で、多くの種類がいます。動物性、植物性の他、ヒトの腸管に生息するもの、また、海洋乳酸菌というものまであります。
乳酸菌は、日々研究が進んでいます。乳酸菌の種類についても新しいものが次々と見つかっていますし、私たちの体に対して良い影響を与えることがわかってきています。
乳酸菌といえば、乳製品、特にヨーグルトを思い浮かべることが多いかと思いますが、実は日本の伝統食にも多く含まれています。発酵食品の多く、またしば漬けやすぐき漬け、ぬか漬けなどのお漬物は、乳酸菌の力で美味しく、また長期保存が可能になっていたりします。

妊活の為に 腸内環境を整える

乳酸菌と妊活は一見まったく関係がないように思えますが、人は多くの栄養素を腸から吸収します。腸内環境を整えることで、不足しがちな栄養を効率よく吸収し、また体にとって不要なものを排出しやすくし、体の巡りを整えます。健康な体であれば、より妊娠の確率は高まるのではないでしょうか。
また、乳酸菌は、免疫力の活性化やアレルギー症状の緩和、血中コレステロールの減少などの作用もあると言われています。
妊娠中の女性は、基本的に薬を飲むことができません。花粉症やアレルギーのある女性の場合、妊娠中に非常に大変な思いをされる方も多いようです。少しでも、辛さを軽減するためにも、乳酸菌を日常的に取り入れることで、症状を軽減できるかもしれません。
赤ちゃんの為に 乳酸菌パワーで元気な赤ちゃんを
もちろん、お母さんの為だけではなく赤ちゃんの為にも乳酸菌は活躍してくれます。お母さんの腸内環境は、赤ちゃんへ引き継がれ、それが赤ちゃんの免疫力にも影響を与えます。

お母さんのおなかの中で無菌状態で育った赤ちゃんは、生まれるときに産道を通ることでお母さんから様々な菌を受け継ぎます。赤ちゃんの腸内は、母乳を飲むことでビフィズス菌や乳酸菌が増え、悪玉菌優勢の状態から3~4日ほどで善玉菌が優勢となり、1週間後には悪玉菌は退治されているのです母乳を飲んでいる間、ビフィズス菌が腸内細菌のほぼ90%を占め、免疫を司っているのです。母乳をやめる「卒乳」した後で、この割合は10~15%へと激減し、年齢とともに減少していきます。
腸内環境は、1日で劇的に改善するものではありません。つまり、妊活中から乳酸菌を取ることで、赤ちゃんへよりよい腸内環境を引き継ぐことができるのです。

ストレスと乳酸菌

腸は第2の脳とも言われ、腸内環境の乱れとストレスにも因果関係があると言われています。腸内環境を整えることでセロトニンの分泌が増えます。
ストレスが妊活に悪いことは、様々なところでも言われるところです。ですが、妊活をはじめ妊娠に関することや不妊治療は精神的負担も大きく、男女ともにストレスを感じることも多いでしょう。そんな時、腸内環境を整えておくことは、妊活や健康にいいだけでなく、ストレス軽減にも役立ってくれるのです。

乳酸菌と乳製品と乳糖不耐症

乳酸菌といえば乳製品、と思われる方、ぜひ注意して頂きたいのが、乳糖不耐症と牛乳アレルギーです。
日本人を含めたアジア人の多くは、元来牛乳などに含まれる乳糖を分解する酵素の働きが弱いと言われています。この酵素「ラクターゼ」の働きが弱く、牛乳を飲んでお腹を下しやすかったリ、ごろごろしたりする症状を「乳糖不耐症」と言います。日本人では珍しい病気ではなく、治療もできます。
対して、牛乳アレルギーはその名の通り牛乳に対してアレルギーのあること。乳糖不耐症と違い、アレルギーなので、治療が難しく、また湿疹や喘息症状など、症状も異なります。
乳幼児に多い牛乳アレルギーは、成長とともに症状が和らぐこともあるようです。また、現在厚生労働省は、牛乳を飲ませ始めるのは「1歳以降」が望ましい、としています。まだまだ発育が未熟な赤ちゃんにとっては、母乳と成分比率の違う牛乳は分解できず、アレルギーを発症しかねません。
また、実は牛乳のカルシウムが「鉄欠乏性貧血」の原因になってしまう恐れも。お子さんに牛乳を飲ませるときは、少量から、慎重にしましょう。

赤ちゃんは、もちろん、妊娠中のお母さんも注意が必要です。乳酸菌や牛乳が体に良いからと言って大量に摂取してしまうと、お腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼしかねません。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。バランスの良い食事を心がけましょう。

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