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妊活の定義とは?なにをするの?

妊活とは

嫁して三年子なきは去る、と言われたのはひと昔もふた昔も前のことですが、結婚された方の多くは、結婚の次はお子さんを、と言われるのではないでしょうか。
男女ともに初婚の年齢が上がり、「晩婚化」と言われて久しいですが、結婚の年齢が上がると必然的に第一子妊娠の年齢も引きあがります。加齢は、妊娠しづらくなる大きな要因であることは、医学的に証明されています。
 そこで、『妊活』という言葉が生まれてきました。妊娠するために、正しい知識を身に着けよう、妊娠しやすくなるために様々なアプローチをしよう、といった活動のことを総合的に言うようです。
妊活と混同しやすい言葉として「不妊」があります。不妊は妊娠を望んでから1年以上子宝に恵まれない状況を言うのが一般的です。つまり、目標は同じであっても妊活と不妊には少しの違いがあります。妊活という言葉は、軽い意味で使う人、不妊と言う言葉自体を使用するのが嫌なために妊活という人、不妊治療までいかないが妊娠を望んでいる為妊活という人など使い方は人それぞれです。また、妊娠を望んで一カ月の人もいれば妊娠を望んで一年以上の人もいます。
不妊治療を医療機関でしている人もいれば、自己タイミング法などを試されている、基礎体温をつけているだけ、など妊活の内容も様々でしょう。ただ、妊活中、不妊治療中いずれにしても、期間が長くなればなるほど、心身共に負担が増え、様々な感情が生まれ、葛藤することも起きてきます。妊娠や出産に関することは非常にデリケートです。特に女性にとっては人生の中でも大きな出来事ですし、命に係わることでもあります。妊活中や不妊治療中は一喜一憂し、ストレスをため込みやすくなります。

ストレスは妊活の敵

 このストレスは、妊娠しにくくなる要因の一つでもあります。人間はストレスを感じると脳の視床下部が反応します。それと共にホルモンバランスを司る生殖ホルモンの分泌が滞ります。こんなセリフ女性同士で話したことはありませんか。
「ストレスのせいで生理が遅れた」
これも、そういったストレスが引き起こす現象の一つです。ホルモンバランスが乱れると、生理周期が乱れたり、排卵機能が低下する可能性もあります。つまり、妊娠しづらい状況になるということになります。
 重要なのはどのように上手にストレス発散をするかです。たまにはおいしいものを食べるのも良いでしょう。辛くて涙を流してすっきりすること、趣味を楽しむことなど自分なりの方法を見つけて下さい。あまり力みすぎて神経質にならないことも必要です。

不妊原因の約半数は男性と男女とも

 妊活は女性だけが行うものではありません。男性の協力が必要なのです。基本的にパートナーがいなければ、妊娠・出産はできません。妊活や不妊治療は、どうしても女性主導になりがちです。理由は様々でしょうが、そもそも女性のほうが、体の変化が大きいこと、「産婦人科」というように、妊娠や出産に関わる医療機関である「産科」が女性の医療の専門科である「婦人科」と同一にされていることなどがあげられます。
 先述した「嫁して三年~」の言葉でもわかる通り、古くは子供ができない理由はすべて女性にあるとされていました。しかし医学の進歩によって不妊には男女ともに理由があり、不妊の原因の約半数は、男性理由、および男女ともに理由があることだとわかっています。
 男性も女性も病院で治療するのも大切なのですが、妊活の定義が「妊娠する為の知識を身につける」ということだと考えると、女性以上に男性も学ぶ必要があります。女性にとって当たり前の月経のサイクルについてや女性の体について、男性の多くは知らないことのほうが多いでしょう。
二人で学ぶ、共有することで、女性のストレスや孤独感は随分と軽減されます。また、不妊原因の約半数で男性理由の原因があるのですから、男性も積極的に妊活をすることでより妊娠に近づけるのではないでしょうか。

男性不妊

では、男性にとっての妊活とはどのようなものがあるでしょうか。
男性に重要なのは生活習慣の見直しです。生活習慣は男性ホルモンの働きと深い繋がりがあります。インスタントやファーストフードなどで簡単に食事を済ませることは控えた方がよいでしょう。トランス脂肪酸を多く含む食事は、精子にとっても悪影響しかありません。亜鉛を多く含む食品や抗酸化作用のある食品をはじめ、栄養バランスの良い食事をすることは妊娠への第一歩となります。飲酒、喫煙も妊活はもちろん、健康に悪影響を及ぼします。また、運動時間や睡眠時間を確保することが重要です。 女性にとっても悪影響のあるストレスは、男性にとってももちろん悪影響です。健康的な生活を心がけることが必要です。
男性は、女性に比べると不妊治療に積極的でない場合が多いようです。男性は子供が生まれてから父性に目覚める場合が多く、子供がいない状態でどうしても子供が欲しい、と望む男性は少ないようです。また、多くの男性はご自分が産婦人科を受診する姿を想像することはできないのではないでしょうか。女性ばかりの病院に男性が受診、通院するのはそれだけで非常に大きな心理的負担のようです。

まとめ

 このように、妊娠しづらい原因は男女ともに理由があるのですから、妊活は二人で協力して行うものなのです。食事の改善や運動など、夫婦で取り組める共通のものが多いことがわかります。コミュニケーションを図りながら、「妊娠する為」と気負わず、二人の健康のためというぐらいの気持ちで取り組むことが重要です。神経質になりすぎると、夫婦の仲がぎくしゃくしてしまいます。疲れた時は休むことも大事です。心身共にゆったりとした気持ちで取り組んでみてください。
 また、女性には女性の、男性には男性の、考え方や身体的、精神的不調があります。「自分ばっかり」と思ってしまうとストレスになってしまいます。お互いの意識に齟齬がある場合は、すり合わせをしましょう。
お互いを思いやりながら、新しい家族を迎えられるように、歩調を合わせていけると良いですね。

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