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男性不妊が離婚理由に?!深刻度を増す精子の健康状態悪化

不妊治療を行っているカップルが増え、女性だけでなく男性不妊についても世間的な認知度は上がってきました。
以前のように、不妊イコール女性のせい、と言われることも減り、まずは男女ともに検査をしましょう、という流れも出てきています。
しかし、まだまだ不妊は女性が原因という先入観と前時代的な考え方を持った人も多く、不妊治療や妊活をすべて女性任せにしてしまうパートナーもいます。
そんな時、実は不妊の原因が女性ではなく男性にあったりすると、それが別れの原因になってしまうことも。
現代男性の生活習慣は精子の健康状態を悪化させるリスクが高いのです。
早くから危険度を認識して、子供を望んだ時に困らないように勉強しましょう。

追記:2019年1月16日
精子のDNA以上が、習慣流産(流産を繰り返すこと。定義は国によっても異なる)の原因の一つになっているという記事がyahooニュースに掲載されました。
イギリス・インペリアルカレッジロンドン医学部の研究チームの発表です。流産は女性に原因があるとされる風潮が根強く、女性側の原因研究は行われていました。しかし今回の発表で、男性側にも原因があることがわかり、今後の治療・研究に期待されます。

1,ブライダルチェック、離別理由にも?!

少し前から、女性の「ブライダルチェック」と呼ばれる婦人科系健診のサービスは増えていましたが、最近では男性向けのブライダルチェックもあるそうです。
子供を強く望む女性や男性にとって、相手の健康状態、特に生殖機能の状態は重要なチェック項目です。
結婚前であれば、それを理由に離別、婚約破棄などを選択するカップルも少なくないでしょう。

また、結婚してからわかった場合は、離婚理由になったりもするようです。
カップルにとっては、妊娠・出産はデリケートな問題です。当然、自分一人だけで妊娠できるわけではありません。しかし、時間は止まってくれないため、加齢とともに妊娠の可能性は低くなり、たとえ妊娠しても、母体にも胎児にもリスクがあります。
そのため、少しでも若く健康な生殖機能のある相手を選ぶ、ということになっていくようです。

2,高齢出産、女性だけでなく男性の場合もリスク上昇

女性の高齢出産は35歳以上の場合をいいます。
そのため、35歳以上で初産の妊婦さんは高齢初産として特に注意が必要とされています。
以前、日本では30歳以上で高齢出産という定義がされていましたが、WHOの定義に合わせ、35歳となりました。

若くても様々なリスクのある出産、さらに高齢出産の場合は先天異常やダウン症のリスクが上がることは、恐らく多くの妊活中の女性が知っていることでしょう。

対して、男性は何歳でも子供を作ることができるという風潮でしたが、今ではその認識も変わってきています。40歳以上の男性との間の妊娠・出産の場合は先天異常が増える傾向にあるようです。
自閉症や統合失調症、低体重児の原因となる可能性や、流産、死産のリスクもあがります。

男性の中には、こういった認識がなく「男は何歳でも子供を作れる」と思っている方が多いでしょう。ですが、身体が老化すれば当然精子も老化します。正しくリスクを知って、

3,男性不妊 受診するなら産婦人科?泌尿器科?


男性にとって不妊治療や検査を行ってくれるであろう産婦人科は非常に入りづらい場所です。もちろん、妊娠した女性の付き添いで来院される男性も多くなっており、産婦人科だからと言って女性ばかりいるわけではなくなってきました。
ですが、やはり女性が多い中に男性が自分一人かもしれない、という状況はあまり居心地が良いわけではありません。

男性に比べ、女性は不妊治療を除いても婦人科に係る機会はあります。子宮がんや乳がんなどの婦人科系がん検診、先述のブライダルチェック、また月経の状態によってや、ピルの処方など、婦人科は比較的身近な存在です。
それでも、欧米諸国に比べると日本人女性の婦人科受診率は低いほうですし、初めて婦人科に係る年齢も高めです。

そうなると、男性はさらに難しいのは目に見えていますよね。男性の生殖機能に関する受診は、不能などの場合がほとんどで、その場合の受診先は泌尿器科になります。
多くの男性は婦人科どころか泌尿器科もかかったことがないのではないでしょうか。
最近、婦人科に入りにくい、という男性をターゲットに不妊治療に必要な精液検査を行ってくれる泌尿器科も増えてきました。
男性不妊に関しては、原因が泌尿器科の治療範疇の場合もあり、検査後の治療もスムーズに行えるようです。

4,男性の不妊治療対応 高い精神的ハードル

精液検査対応の泌尿器科はもちろん、男性向けの不妊治療を行っている婦人科なども増えてきてはいますが、やはりまだ少数です。
治療を受ける上で、産婦人科や泌尿器科に通うことを考えると、抵抗感を抱く方もいらっしゃいます。

さらに、精子の健康状態を知るためには検査となるとさらにハードルが上がります。
採精室と呼ばれる部屋に入り、精子を採る。ご自宅で事前に採っておくことができる病院もあるようです。尿検査と基本的な流れは一緒ですが、なんとも言えない気持ちになる男性が多いようです。

また、不能でない=自分の精子は健康と思っているため、自分には治療は必要ないという思い込みがある男性は非常に多いです。ご自身で精子の状態をきちんと認識している男性は、ご自分の卵子の状態を知っている女性に比べれば、ごく少数です。
その為、男性側の不妊治療に積極的でなくなってしまうようです。

しかし、当然ながら男性側に不妊の理由がある場合、男女ともに理由がある場合、それぞれ男性側も治療に臨むことが妊娠への近道です。

5,病院へ行く前に 自宅でできる精液チェック

男性不妊の原因は、早めの治療で大幅に改善することができる場合もあります。
通院することで、投薬や、泌尿器科で外科的治療を受けるだけで改善する場合もありますし、生活習慣についても正しい知識を取り入れられます。
不妊治療を始めるならば、ぜひ女性側だけでなく男性側の治療にも手厚い病院を探してください。産婦人科医と泌尿器科医が連携を取ってくれたりする病院なら、男女ともに安心して不妊治療にのぞめるでしょう。

最近では、ご自宅で採精し、チェックを依頼できるサービスも登場しました。
病院に行くのがちょっと、という男性の方や、あまり積極的に不妊治療に協力してくれないパートナーをお持ちの女性の方には嬉しいサービスですね。
https://seem.life/

6,精子の健康状態

近年、男性側理由の不妊は、不妊症の約半数となっています。
精子の状態については、様々な理由で悪化します。すこしでも生活習慣を改善し、健康を目指すことが生殖機能にも良い影響を与えます。ここでは、精子の健康状態に悪影響を与える日常の行動を紹介します。当てはまるものが一つでもある方は、今からでも改善することをお勧めします。

6-1,鎮痛薬の乱用は生殖機能への悪影響


最近の研究では、市販の鎮痛薬に含まれる「イブプロフェン」という成分が生殖機能に悪影響を及ぼすという発表がされました。
一時的な鎮痛薬の使用は影響ないでしょうが、長期的に服用された場合は注意が必要です。
また、市販の鎮痛薬の多くを占める「非ステロイド性抗炎症薬」には、心臓やうつ病、将来的な子供のADHDの増加などの影響が考えられるという研究者もいます。
詳しい調査が待たれる話ですが、なんにせよ、不要な薬はなるべく避けるほうが良いようです。

6-2,ノートパソコンを膝の上では絶対やめて!


ノートパソコンを膝の上にのせて長時間作業、やっていませんか?
陰嚢の温度が1度上がると、健康な精子の生産量は4割も低下すると言われています。
精巣や精子は高温に非常に弱いのです。その為、身体はちょっと暖かいと感じるぐらいでも、精子には大きな影響が出ている場合も。
ノートパソコンを1時間膝の上で使用するだけでも、1~2度上がるという研究結果もありますので、絶対にやめましょう!

6-3,喫煙は百害あって一利なし


喫煙によるダメージは、なにも肺だけにとどまりません。
タバコには様々な有害物質が含まれており、精子の運動率を下げたり、奇形率を上げたりします。喫煙者の方はなるべく早く禁煙を目指しましょう。

6-4,暴飲暴食は生活習慣病だけじゃなく不妊も招く


お酒を飲みすぎたり、食べ過ぎたり、偏った食事を続けることは身体はもちろん精子にも悪影響です。
男性の場合、インスタントや外食に頼りがちでビタミンやミネラルが足りない場合が多く、とくに生殖機能に影響を及ぼす「亜鉛」が足りないことがあります。
亜鉛は、生殖機能以外でも使われますし、積極的に摂取しないと不足します。サプリメントなどで補給することも考えたい成分です。
また、お酒は造精機能に悪影響を及ぼしますので、飲みすぎには十分ご注意を!男性ホルモンのバランスがくずれ、EDを引き起こすことも考えられます。

7,男性の妊活に必要なこと

女性は、非常に多くの悩みや不安を抱えて妊活に臨んでいます。
妊娠したことがダイレクトにわかるため、月経が来た時のがっかり感は恐らく男性の想像を超えるでしょう。そんな中で、パートナーである男性が非協力的だった場合、女性は孤独を感じたり、いらだったりします。

もちろん、強力的な男性も増えてきていますが、多くの男性は不妊は女性理由だろう、という思い込みや、仕事が忙しいから、などの理由であまり不妊治療や妊活に参加しないようです。

男性も仕事や付き合いで忙しい中、パートナーのケアも、というのは難しいかもしれません。
それでも、子供を持つということは将来的に20年近く、二人で協力しなければならないことです。この先も続く協力の第一歩を、まずははじめてみてはいかがでしょうか。
できないこと、できること、やりたいこと、やりたくないこと、お互い話し合ってしっかりと「妊活」や「不妊治療」に向き合いたいものですね。

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