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日本人のトマト愛をワールドワイドに考えてみる

トマトの種類ってどのくらいあるか知ってますか?

桃太郎、アイコ、プチぷよ、にたきこま、華の鈴・・・これ、全部、トマトの品種名。
家庭菜園をされる方はご存知かもしれませんが、品種の開発にはとても長い年月がかかるため、各社、品種名には熱い思い入れがあるようです。
といっても、店頭ではなかなか「品種名」で売られることはないのがザンネンですね。
ところで、トマトの種類ってどのくらいあるかご存知ですか?
品種の著作権ともいえる種苗登録は農林水産省の管轄ですが、これまで認可されたトマトの品種数は228種(育成者権が消滅している品種も含む)あるそうですよ。※1
ちなみに、普段の食生活に欠かせない野菜でいえば、たまねぎで49種、じゃがいもで103種、ねぎが92種なので、圧倒的にトマトの品種登録が多いことがわかりますね。

日本人のトマトへのこだわり

トマトの大きな特徴は、トマトケチャップやトマトピューレ、ジュース、ドライトマト、そしてトマトペーストなどなど数多くの加工品に形を変えることです。
膨大なトマト品種のなかには「加工専用」のものも多く含まれています。
なかには、生で食べるよりも加熱した方が美味しいという品種もあるくらいです。
実は、海外では加熱してソースなどに使うほか、缶詰やペースト、ケチャップとしての消費が多く、日本のようにサラダの彩りとして生で食べる方が少数派なのかもしれません。

一方で日本のトマト市場は、ここ数年でとてもバラエティー豊かになってきました。
赤だけでなく黄色やオレンジ、緑や黒、縞々のトマトなども出てきていますね。
サイズの面でも、大玉でもミニトマトでもない中玉トマトというカテゴリーも人気が高まっていますし、マイクロトマトという直径が5ミリほどの品種も流通しています。
フルーツのように甘いフルーツトマト、海水を利用して栽培する「塩トマト」などなど、海外の人が見たら驚いてしまいそうですね。
なぜ、こんなに、日本人がトマトを愛するのか疑問に思いませんか?
お弁当の彩りに欠かせないという理由もあるかと思いますが、私は和食のテーマである「素材を活かす」調理方法とトマトの旨みが昆布出汁と同じグルタミン酸だということが日本人の味覚をギュッとつかんだのではなかと感じています。

ちなみに、筆者はカナダ在住なのですが、こちらでは重さで値段が変わるので、自分で欲しい分だけ買えるようにサイズや形がバラバラのほうが好まれているようです。

そうそう、日本との違いといえば、忘れてはならない点があります。
日本では甘くて、柔らかい野菜が好まれるのとは対照的に、欧米では「野菜の美味しさはクリスピー感にあり!」とでも主張するかのように硬い野菜が好まれるのです。
ビールのつまみに、にんじんやセルリーをウサギのように、バリバリと生でかじります。
日本では茹でるのが常識のカリフラワーも生でドレッシングをかけて食べるくらいです。
トマトも例外ではなく、とっても硬いんですね。
広大なカナダの土地を輸送してくるために、必然的に硬い野菜が市場に残ったのか、もともと歯が強いのかはまだ解明できていないところであります。

世界で一番、トマトを食べる国ってどこ?

ところで、みなさんは一年間にどのくらいトマトを食べているでしょうか?
国際連合食糧農業機関(FAO)の統計で2013年の一人当たり供給量が一番多かったのがトルコで99kgでした。毎月8kgものトマトを消費している計算になりますね。
トルコ料理といえば、ピタパンにローストしたお肉をサンドしたケバブサンドをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
実は、トルコ料理はオスマン帝国の宮廷料理がベースになっており、フランス料理、中華料理と並んで世界三大料理と呼ばれるほど洗練されたものなんですよ。
ちなみに、日本の供給量はというとトルコの約10分の1で年間わずか10kgでした。
加工品の消費量の違いでしょうか?

年間一人当たりトマト及びトマト加工品の供給量のランキング(2013年)
1位 トルコ 99kg
2位 エジプト 90kg
3位 アルメニア 88kg
4位 チュニジア 84kg
5位 ギリシャ 83kg
資料:FAOstat

国産トマトは夏が美味しいって本当?

原産地が南米の暖かく乾燥した地域ということもあり、「トマトが一番美味しい時期は夏」というのが一般的な認識かと思います。露地栽培や家庭菜園では、確かに夏場が旬になりますが、いまでは、ハウス栽培が増えており、冬でも美味しいトマトが食べられるようになりました。
ただし、冬に栽培する場合には暖房費がかかるため、寒い季節には暖かい地方での栽培が有利なようです。実際に都道府県別に生産量をみると、熊本県が圧倒的に多いですね。

さぁ、今日はスーパーでいつもよりも慎重にトマト売り場を眺めてみてください。
皆さまに楽しんでもらいたいというトマトを影で支える種苗会社の皆さまの愛を感じられるはずです!


資料:農畜産業振興機構「ベジ探」
資料:農畜産業振興機構「ベジ探」
参考資料
※1:農林水産省「種苗登録ホームページ」http://www.hinsyu.maff.go.jp/
※2:国際連合食糧農業機関 FAOstat http://www.fao.org/faostat/en/#data/CC

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